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農林水産業 1b 企業的農業

A 企業的穀物農業
  1. アメリカ合衆国からカナダにかけての①プレーリー、アルゼンチンの②バンパ、ウクライナからロシアにかけての③チェルノーゼム地帯(黒土地帯)、オーストラリア南東部の④マリー・ダーリング盆地など、年降水量500mm前後の半乾燥地域で発達。
  2. 労働生産性高い (理由)大型の農業機械を駆使して少人数で広大な農地を管理。
 
B 企業的牧畜
  1. 肉類や羊毛の大量生産
  2. アメリカ合衆国西部グレートプレーンズやブラジルでは肉牛、
  3. オーストラリア内陸部やアルゼンチン南部などでは羊
  4. 企業的牧畜は、①鉄道などの交通機関の発達や、②19世紀後半の冷凍船の発明によって飛躍的に発展。(c.f.オーストラリア・アルゼンチンなど南半球)
 
牛の頭数
 
頭数(千頭
インド
ブラジル
中国
210,000
210,000
110,000
90,000
50,000
世界
1,480,000
インド:ヒンドゥー教において牛は神聖な動物であり、食用とされることはないが牛乳は重用されており、世界有数の牛乳・バター生産国となっている
 
豚の頭数
 
頭数(千頭
中国
ブラジル
ドイツ
460,000
6,0000
3,0000
2,0000
2,0000
世界
960,000
イスラム圏では飼育されない。
 
羊の頭数
 
頭数(千頭
中国
インド
オーストラリア
イラン
180,000
75,000
74,000
50,000
48,000
世界
1,160,000
乾燥地帯を中心に世界で広く飼育される。
 
近世植民制度から始まる、大規模工場生産の方式を取り入れ、熱帯、亜熱帯地域の広大な農地に大量の資本を投入し、単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大農園。
  1. サトウキビ 
    1. 収穫期乾燥、Aw
    2. バイオ燃料の原料として注目され、作付面積拡大
    3. ブラジル、インド、中国
  2. コーヒー豆
    1. 収穫期乾燥
    2. 原産地=アフリカ東部エチオピア高原
    3. 南アメリカでの生産が多い
    4. ブラジルベトナムインドネシアコロンビア
  3. カカオ豆
    1. 排水の良い土壌
    2. アフリカギニア湾での生産が多い
    3. コートジボワールインドネシアガーナナイジェリア
    1. 水はけの良い丘陵地、台地
    2. アジアでの生産が多い
    3. 中国インドケニアスリランカ(旧イギリス植民地)
  4. バナナ
    1. インド、中国、フィリピン、エクアドル、ブラジル
    2. インドや中国では重要な主食の一つで、輸出量は少ない
    3. 主要輸出国は、エクアドル、フィリピン、コロンビア
  5. 綿花
    1. 収穫期乾燥
    2. 中国、インド、アメリ
  6. 天然ゴム
    1. 年降水量2000mm以上
    2. 主な生産地は東南アジア
    3. タイ、インドネシア、マレーシア
    4. マレーシアはかつて世界最大も、近年は生産量・作付面積減少。(理由)①ゴムの木の老木化による生産性の低下、②石油化学工業の発達によって合成ゴムが大量生産されるようになり、③天然ゴムから油ヤシへの転作が急速に進められるようになったため