2019-06-16 資源 1 エネルギー供給 資源 A エネルギー消費 エネルギー革命=石炭から石油へ 産業革命以降世界のエネルギー消費の中心は石炭 第二次世界大戦以降から石油の消費量が急激に伸び、 1960年代には石油の消費量が石炭を上回る (背景) 石油は石炭に比べて熱効率が高い 第二次世界大戦後の西アジアでの油田開発 1970年代の二度の石油危機で原油価格が高騰すると、天然ガス・原子力が進められる グラフ参照 B 主要国のエネルギー供給構成 一次エネルギー:石炭、石油、水力、風力 二次エネルギー:電力(ただし、統計上水力発電、原子力発電は一次エネルギー扱い) 資源別消費割合;消費割合は一般に生産量に応じる 石炭: 中国 インド オーストラリア 南アフリカ共和国 ポーランド (例外)アメリカ合衆国は石炭主要生産国であるが、石油を必要とする自動車が普及しているため、石炭の消費割合は高くない。 天然ガス: ロシア イギリス オランダ 石油:日本、イタリア、韓国など国内のエネルギー資源に乏しい国では石油の消費割合が高い(理由)液体である石油は輸送が容易 サウジアラビア メキシコ 日本 イタリア 韓国 原子力: フランス(理由)1970年代の石油危機以降、エネルギー自給率を高めるために原子力発電を推進 水力: ブラジル カナダ 一人当たりエネルギー供給量 日本・ヨーロッパ諸国にくらべて、アメリカ・カナダ・オーストラリアが多い(理由)①国土面積の広さ②資源の豊富さ 発展途上国の中国・インドは一人当たりエネルギー供給量は少ないが、総人口が多いために供給量が多いことに注意 表参照 C 主要国のエネルギー自給率 アメリカ合衆国 世界有数のエネルギー生産国ではあるが、消費量も非常に大きいため、一次エネルギー自給率は81.5%(<100%) 世界有数の原油生産国でありながら、原油の輸入量世界一位 中国 以前は自給率>100%も、経済発展に伴ってエネルギー需要が拡大し、89% オーストラリア・カナダ 一次エネルギー自給率は著しく高い(理由)①資源に恵まれながら、②人口が少ないために消費量が少ない